今回ご紹介するのはクレジットカードのエラーコードでG54とG55。エラーコードが分かれば利用できないカードの原因を特定することができます。
これらのエラーの理由として、主にカードの使い過ぎによるものがきっかけとなっているパターンが多く、詳細については以下に書いてみました。
クレジットカードのエラーコードG54とは
エラーコードのG54についてですが、これは一日におけるカードの利用回数あるいは利用金額が一定のラインをオーバーした場合に発生するエラーです。
要するに、一日において何回もカードを利用したり、一日において利用額があらかじめ定められたラインを越えてしまうと出やすいエラーだと言えます。
このようなエラーを設定している理由として考えられるのは、セキュリティ面からだと考えられます。一日にカード決済が40回や50回となると、少し不自然ですよね。
G54エラーの対処法
G54エラーが出たら該当するカード以外のカードを利用、もしくはスマホ決済などの方法を用いるという手段があり、それが確実ですがカードの便利さなどが失われます。
そこでこのG54エラーの対処法としては、カードの1日の制限回数と制限金額を知って、それを超えないようにすることです。しかし実際にそうすることはかなり難しいかもしれません。
と言うのも、カードの1日の利用制限は各カード会社によって対応が異なっており、公表していない場合も多いからです。具体的な制限がわからない以上、それにきちんと対応するのは不可能とも言えます。
その為、例えばあるカードを愛用しているが、ある日G54エラーが出て、そのとき制限があったことを初めて知ったという事態にもなってしまうでしょう。
そこで確実な対処法ではないですが、カード会社のコールセンターに連絡して、その制限を事前に解除してもらうという方法があります。
そうすると、そのカード自体の利用可能額内ならば、1日の利用制限を気にしないで利用できるようになるでしょう。ただ、この事前解除自体をしてもらえない場合も多く、そのときはそのカードでの利用は諦めるしかないかもしれません。
一方、ライフカードなど1日に利用できる金額に制限がないと公表しているカードもあり、このような問題に困っているのであればそのようなカードを入手するのもありでしょう。
また、確実ではないですが、銀行系カードや上位カードなどステータスの高いカードは、1日の利用制限がない場合も多いようなので、そのカードをメインにするのも手ですね。
クレジットカードのエラーコードG55とは
次にG55エラーですが、これはカードの限度額をオーバーしてしまうときに出るエラーです。クレジットカードは、個々人によって利用可能な枠がそれぞれ決まっているので、それ以上の金額は利用できません。
例えば利用可能枠が100万ですでに95万円利用している場合、5万円を超える利用はできません。また勘違いしやすいのがキャッシング枠とショッピング枠は別々と思っている方は要注意です。
ショッピング枠が30万円、キャッシング枠が10万円だと合計40万円まで利用が出来る!と思っている人も多いかもしれませんが、40万円の利用は出来ません。
ショッピング枠30万円のうちキャッシングが10万円まで、という意味ですのでショッピングとキャッシング合計で30万円までしか利用はできません。
G55エラーの対処法
対処法ですが、答えは簡単で限度額を確保することになります。カードの限度額を確保する方法ですが、いくつか方法がありますのでご紹介してみます。
まず確実なのは、カードの支払日まで待つことです。そうすれば、確実に支払った分の金額は確保できるでしょう。また支払い日まで待てない人は、事前にカード会社へ連絡をして返済を早めに済ませるという方法もあります。
2つ目は利用可能枠を増額することです。そうすれば、現在よりさらにゆとりが増えますので幅広く買い物を利用できるようになるでしょう。また、限度額が足りない場合、一時的に増額を受け付けているカードもあります。
場合によってはそのようなサービスを活用し対処するのもありです。また枠の増額という意味では、上位のゴールドカードなどへ切り替えをするという方法もあります。
また限度額を確保するのはどの方法をとっても、申し込みやコールセンターへ電話をしたりなど、何かしら手間がかかる、時間がかかるのがネックだと言えます。
まとめ
G54エラーとG55エラーについて見てきましたが、それらエラーが出たカードにおいて、さっと確実に対処できるのは難しいようです。ベストな方法は繰り返しになりますが、他にクレジットカードを持つことだと言えます。
クレジットカードは、キャッシュレスで便利な反面、いきなり利用不可なエラーが出るなど不安定な面があることも否定できません。
よって、複数のカードを使い分けるとそのリスクを分散できるので、普段カード払いがメインの場合はおすすめだと言えるでしょう。