クレジットカードのエラーコードにG60とG61という種類があります。このエラーは、カード自体に問題があるというメッセージとなっていますので、早急な対処が求められます。
場合によっては凄く厄介なケースも考えられますので、G60とG61のエラーについて詳しく説明してみました。このエラーの原因について理解しておくといいでしょう。
クレジットカードでエラーコードG60とは
事故カードを使用したときに表示されるのがG60のエラーコードです。エラー原因が事故カードとは一体なに?と思われることでしょう。実は様々な理由が含まれています。
例えば盗難・紛失したカードも事故カードの一つとなり、盗難・紛失後、カード会社へ届け出すると被害防止のため利用停止の措置が取られるので事故カード扱いとなります。
また口座の残高不足で引き落としができないカード、限度額をオーバーしたカードも該当します。限度額オーバーについてはG55というエラーコードが表示される場合もあります。
その他、細かいところでは汚れ・破損なども含まれる場合もあり、どちらにせよカードは利用停止となっていますので、その場では利用不可となります。
G60エラーの対処法
もし、エラーコードが解除されないときは次の対処法を実践してみると良いでしょう。盗難・紛失されたカードはまずカード会社へ連絡をし、再発行手続きをする。
また紛失したカードを発見した場合、カード会社へ連絡すると利用停止が解除されることがあります。連絡したときは「買い物する加盟店」「購入代金」「エラーの解除」をカード会社の担当者に伝えてください。
引き落としが出来ていないカードは指定の期間までに口座へ入金するなどの対処が必要で、限度額をオーバーしたカードは振り込みなどにより枠を広げるか、引き落とし日まで待つ。
どのような理由にしろ一度はカード会社へ連絡を入れて対処するのが一番いいでしょう。特に残高不足のときは利用停止ならまだしも、ブラックリストに登録される可能性もあるので十分気をつけなくてはいけません。
クレジットカードでエラーコードG61とは
無効カードを使用したときに表示されるのがG61のエラーコードです。こちらについても原因が「無効カード?何それ?」と思ってしまいますよね。
無効カードの例としては、有効期間が切れたカード、解約済みのカード、盗難・紛失したカードなどがあります。カードには3年~5年の有効期限があり、期限が切れたカードは無効となるのが基本です。
解約したカードも当然ながら契約が無効ととなっているので無効カード扱いですが、解約済みのカードで最も厄介なのが「強制退会」したカードとなります。
盗難・紛失については届け出後、利用停止された場合は事故カードもしくは無効カード扱いになるのが一般的です。
G61エラーの対処法
G61エラーが表示されたときの対処法ですが、有効期間が切れたカードや解約しているカードについては現在利用できるカードを使う、これだけです。もしくは現金払いなど他の支払い方法もおすすめです。
有効期限切れや解約カードに関しては、ハサミで細かく切ってから処分しましょう。また、解約済みのカードの理由として強制解約の処分が下された場合。
この場合の対処法としは非常に厳しく、一度強制解約となったカードへの再入会は無理と考えてください。カードの強制解約は信用情報に金融事故の履歴が残ってしまいます。
そのため、新しいカードを作成しようと思っても当分の間は難しくなると考えられ、また強制退会になったカード以外のカードも、今後利用停止など何かしらの影響が出てくる恐れもあります。
盗難・紛失により無効カードになったときは、再発行してもらってください。事故カードと同様、公共料金をカード払いしているときはカード情報を変更しておきましょう。
まとめ
クレジットカードで表示されるエラーコードG60とG61について解説してきました。エラーコードG60は事故カードで表示されるエラーで、理由として盗難・紛失、引き落とし不可、限度額オーバーなどがあります。
G61は無効カードで表示され、有効期間切れ、解約済み、盗難・紛失などによる原因があります。基本的に事故カードや無効カードになると使えない状態になります。
それぞれの対処法を参考にして、適切な対処をしましょう。但し、強制解約になると対処のしようがありませんので、この場合は金融事故の履歴が消えるまで待つ、などとなるでしょう。